ファクタリングを使った資金調達について
2022年10月18日

ファクタリングは売掛金だけではない

ファクタリングは、中小企業が抱える売掛金債権をすぐに現金に換えるというサービスのことです。売掛金をたくさん抱えている企業は、それだけ利益が出ているということですが、売掛金は時期が来るまではお金に換えることができませんので、その間に資金が底をついてしまったら企業は倒産の危機になります。一般的には、銀行融資を受けることになりますが、資金操りが悪化している企業には銀行も融資をしてくれないことがあります。ファクタリング業者なら、高い手数料を支払うことになりますが、売掛金をすぐに現金に換えることができます。

ファクタリングの対象は売掛金だけではありません。医療、介護関係の債権なども対象となります。医療報酬や介護報酬の債権などは、現金に換えるまでに2ヶ月程度のタイムラグがあります。そのタイムラグの間に資金が底をついてしまい、従業員の給料などが払えなくなったら、企業は存続できません。

医療や介護関係の債権は、2ヵ月後にはほぼ確実に回収できる債権ですので、信頼性は高く、ファクタリング業者が買い取ってくれる可能性は通常の売掛金よりも高いです。また、取引の安全性が高いほど、手数料も安くしてもらえる可能性が高くなります。しかし、たった2ヶ月のタイムラグさえも乗り越えられないということは、企業の経営状況がかなり悪化しているということです。ファクタリングを利用して、一時的に状況を乗り越えられたからといって安心せず、根本的に問題を解決するための手段が必要になるでしょう。

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